古着転売で仕入れてはいけないNGリスト!ブランド・デザイン・アイテム

こんにちは!
なおとです!
古着転売しようと思ったとき、仕入れ対象のブランド、アイテムはもちろんある程度勉強してから仕入れします。だけど、仕入れしてはいけないブランドを勉強してから仕入れをする人は意外と少ないです。
実はこれが盲点で、仕入れ対象ブランドだけを把握して仕入れしてると「これもいけるだろう」と、仕入れNGなブランドやアイテムを買ってしまうことがあります。しっかりリサーチすれば失敗は防げますが、効率が良い方法とはいえません。
仕入れ対象のブランドを覚えるのと同時に、仕入れNGな失敗するブランド、アイテムも勉強しておいたほうが、失敗するリスクを減らすことができます。今回は、古着転売の失敗を防ぐ、NGなブランド、アイテム。注意点についてを解説します。
目次
仕入れNG!失敗するブランド&アイテム
仕入れのとき仕入れ対象のアイテムを見つけるのは重要ですが、同じくらい仕入れしてはいけないブランド&アイテムを見極めるのも超重要です。仕入れに失敗するとその分の資金が失われますし、売れない在庫を抱えてしまったら、長期間資金を拘束されてしまいます。
何より「古着転売なんて無理なんじゃないか?」って自信がなくなりますよね。なので失敗を極力回避するために、事前に仕入れしてはいけないブランド&アイテムの特徴をしっかり把握しておきまそう。
これで極力リスクを抑えて、高いスキルで仕入れすることができます。ちょっと項目が多いですが、ひとつひとつは簡単なことなので、しっかり覚えていってください。
セレクトショップオリジナルブランド
セレクトショップはどの地域にも存在していて、主に高校生や大学生が買い物しています。大手のセレクトショップとして、「ビームス」「アーバンリサーチ」などが有名です。
ブランドとセレクトショップの違いですが、ブランドは「バーバリー」「ラコステ」「ラルフローレン」など、1人のデザイナーによる一つのブランド(会社)です。
ブランド名だけで価値があり、有名なブランドではロゴが付いているだけでどこのブランドかが分かります。セレクトショップはというと、たくさんのブランドを扱っているお店で、その形態から「セレクト」という名が付きました。
そのセレクトショップがオリジナルブランドとして出しているアイテムは、仕入れ対象外です。なぜかというと、セレクトショップ自体のブランド価値が弱いため。
セレクトショップオリジナルアイテムの特徴として、縫製が荒い、素材が安いものを使用している、価格が安いことがあげられます。そのため古着としての価値が付かず、安く仕入れたとしてもそれ以上に安くでしか売れないという状況に陥ります。
セレクトショップオリジナルアイテムに、古着好きな人は価値を感じないということです。リサイクルショップに行ってもビームスやアーバンリサーチの古着はたくさんあるし、有名だから仕入れてみようと初心者のころはなりがちですが、絶対仕入れないようにしましょう。以下のセレクトショップのオリジナルアイテムは仕入れ対象外なので覚えておきましょう。
・アーバンリサーチ
・フリークスストア
・ジャーナルスタンダード
・エディフィス
・ナノユニバース
・シップス
・ユナイテッドアローズ
・アダムエロペ
・トゥモローランド
値段の安いファストファッション
ファストファッションとはどういう物かというと、ファーストフードのように安い値段で、流行を取り入れたアイテムを素早く提供するという意味があります。小学生から中学生でも購入できるくらいの価格帯が中心で、Tシャツは2000円、スウェットでも3000~4000円も出せば買えるくらいの金額で提供しているのが特徴です。
元々の売値が安いので、古着として扱ったときはもちろん価値が付きません。 ファストファッションの代表的な例として、ユニクロやGU、ZARAなどがありますが、これは基本的に仕入れしてはダメです。古着を仕入れするセカストなんかにもたくさん置いてあるので、これが仕入れられれば楽だなって思いますよね。そんなときはメルカリでリサーチして古着の相場を見てみましょう。
GUの売り切れのスウェットの相場です。古着好きが好きなアイテムスウェットですら、上限1800円ほどで取引されています。
ファストファッションは基本的に、古着になっても付加価値が付かずに値がかなり下がると思っておいたほうがいいです。500円で仕入れられたとしても、手数料と送料を引いたらトントン。下手したら赤字になりかねません。
Tシャツなんかはもっとメルカリで安い相場で取引されているので、500円で買っても元を取れることはほとんどないです。
例外として、ファストファッションでもデザインが良ければ仕入れ対象になることがあります。上記はZARAのスウェットですが、現在人気の90年代風のデザインや派手で個性的なデザインのスウェットは、安定的な価格で売れていることが分かります。セールのときに購入することができれば1000円ほどで仕入れることができます。
ただし人気のデザインを見極めるのは中級者以上の目利きが必要なので、最初のうちはファストファッションは避けるようにしましょう。
仕入れ対象外のファストファッションは以下のブランドです。
・GU
・ZARA
・しまむら
・無印良品
・ハニーズ
・グローバルワーク
・フォーエバートゥエンティワン
・H&M
・トップショップ
昔人気があったブランド
服が好きだったり、ブランドに知識がある人にありがちな仕入れ失敗例ですが、昔人気があったブランドを仕入れてしまうことです。タケオキクチなんかは昔人気がありましたが、今はそれほど人気がありません。
アイテムによっては高値で売れることもありますが、それより現在人気があって仕入れしやすいブランドはたくさんあるので、無理に今人気のないブランドを仕入れることは必要ないです。
現在ブランドが人気かどうかは、メルカリで「ブランドを指定」して「売り切れにチェック」を入れて、どんなアイテムがいくらで売れているのかをリサーチすると判断できます。リサーチすると分かりますが、タケオキクチは今でもレザージャケットやコートなんかのアイテムは高値で取引されています。
しかしここで注意したいのが、高値での取引実績があったとしても、回転率が悪い可能性があることです。古着が好きな若い層はタケオキクチを買わないので、購入するのは30代以降の世代になります。
するとメルカリを主に使う10~20代の若い層と、ターゲットとズレが出てしまうため、なかなか売りずらいという状態になります。コートを買っても冬の間に売り切ることができずに、結局在庫として残ってしまうということになると、資金繰りが困ってきてしまいます。
そうならないために、回転率をチェックするのも大事です。回転率をチェックする方法は、スマホでメルカリを開き、下にスクロールするとそのアイテムがいつ売れたのかが分かります。
3日前だったり、1か月前、半年前だったりと売れた日付がだいたい把握できるので、これを参考にしてどのアイテムがどのくらいで売れているのか判断します。
毎日数着売れていれば回転率は問題なさそうだな。3日に数枚しか売れてないなら、回転率は悪そうだな、と判断できます。ちょっと面倒ですが、初心者の頃はブランドの回転率が分からないため、回転率のチェックもしたほうが良いです。
慣れてくると肌感覚でこのブランドのこのアイテムはこのくらいの期間で売れる。と分かってくるので、最初の頃だけチェックしていればOKです。
ハイブランドのアイテム
Supremeやバーバリー、イブサンローランなど、人気で売価も高く、回転率も高いめちゃくちゃおいしそうなのがハイブランド。でも初心者のころはハイブランドは禁止です。ハイブランドは古着でも高額で取引されるので、偽物がかなりの数出回っています。
お店によってはある程度の品質を査定しているところもありますが、正直定かではありません。とくに個人のリサイクルショップや海外で仕入れをする場合は、自分で本物か偽物かどうかの目利きができないと危険です。
本物か見極めるには時間もかかりますし、ハイブランドは仕入れ値が高いのでオススメしません。それよりも他に仕入れるべきブランドがあるので、そっちを優先しましょう。
ノーブランドは中級者から
ノーブランドはデザインが良ければ仕入れ対象ですが、初心者はノーブランドには手を出さないようにしたほうが無難です。最初の頃は売れるデザイン、売れないデザインがよく分からないので、仕入れたとしても失敗しがち。
とくにノーブランドはリサーチをしても売れるか売れないかの判断がしにくく、リサーチにもある程度慣れと経験がないと判断しずらいです。まずはブランドの力を借りて仕入れをし、何着か売ってみて売れるデザインが分かってきてからチャレンジするようにしましょう。
リサーチしても分からないブランド・アイテム
世界には数えきれないくらいのブランドがありますが、ブランド名でリサーチしてみてメルカリでほとんどヒットしない、実売がないアイテムは仕入れてはいけません。初心者の頃は有名ブランド、無名ブランドもはっきりとは分からないので、無名ブランドをたくさんリサーチして「これは仕入れ対象外だな」と勉強していくのも大切です。
次から見たときはそのブランドはスルーできますし、どんどん知識がついていきます。無名ブランドでも上記で解説したようにデザインが良ければ仕入れして良いですが、これは売れるブランドがしっかり理解できるようになってからです。
仕入れてはいけないアイテム
仕入れNGなのはブランドだけじゃありません。仕入れ対象のブランドでも、デザインが良くなければ仕入れても売れない、安値でしか売れないです。現在トレンドの90年代ファッションを理解した上で、ブランド+デザインの二つを考えて仕入れしましょう。
目立たない地味なデザインのアイテム
現在古着のトレンドは90年代の派手でポップなデザインです。どんなデザインかというと、こんな感じ。
これはNIKEですが、いかにも90年代の配色のカラーリングで、遠目からでもぱっと見て分かるような大きなデザインのアイテムが人気です。そのため逆に90年代らしくない地味なデザインのアイテムは人気がありません。
単色だったり、ロゴがない、ロゴが小さい、個性的でないデザインは安い値段で取引されています。
例えばこんなアイテム。
同じNIKEでも、デザインが人気の路線でないと大きく価格が違ってきます。NIKEはブランド力が強いので売れるには売れますが、回転率も悪く、このくらいの売値ではほとんど利益も出ません。90年代に流行ったアイテムをリサーチして、デザインを覚えて仕入れるようにしましょう。
ブランドロゴがないデザイン
初心者が仕入れるべきブランドはNIKEやアディダス、ラルフローレンやトミーヒルフィガーなどの有名で、かつ古着に価値があるブランドです。
詳しい仕入れ対象のブランドは、以下のページで詳しく解説しています。
しかしそんな仕入れ対象のブランドでも、ブランドだけで判断するとぜんぜん売れない。売れても思ったより安値でしか売れないという事態に陥ります。ブランドはもちろんのこと、一番重視しなければいけないのはデザインです。
90年代に流行ったデザイン、そしてブランドロゴがあるかどうかです。ワンポイントが入っていればOKですし、ビッグロゴが入っていたらより良いです。
例えばトミーヒルフィガーのビッグロゴだったらこんなアイテムが高値で売れます。
前でも背中にでもどちらでもいいので、遠目から見ても「あっあの人トミーヒルフィガー着てる」とぱっと分かるデザインが人気です。ブランドの服を着ている人って、「自分はこんなに良いブランドを着ているんだよ!」って周りにアピールしたいという気持ちがあります。
だから、そもそもどこにもロゴがないデザインでは、ブランド物でも買ってもらえないんですね。仕入れるときにブランドが仕入れ対象で、デザインも良いってとき、必ずブランドロゴがあるかどうかをチェックしましょう。
サイズが小さい
現在のトレンドは、女の子がビッグサイズの服をゆるだぼにして着るのが人気です。女の子が自分の体より大きな服を着るとかわいく見えますよね。その反対に体の線が出るような小さいサイズは人気がないです。
とくに僕たちがターゲットにするのは古着が好きな古着女子ですが、古着女子はタイトな服はあまり着ません。ビッグサイズを着るとかわいく見えるっていうのもありますし、タイトな服よりリラックスして着ることができるのも人気な理由です。
そのためXS、Sのサイズは基本的に仕入れ対象外です。外国サイズの服の場合、Sサイズでも日本サイズではLとか大きいことがあるので、じっさい大きい場合は仕入れてOKです。出品するときはタグに書かれているサイズと、じっさいのサイズ感と実寸を記載していれば問題ありません。
人気のないカラー
色には人気のないカラー、人気のカラーがあります。ブランドやアイテムによって人気のあるなしのカラーリングは若干違いがあるので、仕入れるときはデザインももちろんのこと、どのカラーが高値で売れているかもチェックします。
基本的に古着で人気のないカラーは以下です。
- レッド
- ブルー
- パステルカラー
- 蛍光色
- チェック柄
- 薄い色
この辺りは基本的にブランド問わず人気がなく売れにくいので注意してください。ただ例外はあるので、やはりリサーチは必須です。例えばトミーヒルフィガーは、ホワイト×レッドがブランドロゴです。ブランドロゴに決まったカラーがある場合は、それに沿ったカラーリングは人気です。
こちらはトミーヒルフィガーの赤を基調としたカラーの古着ですが、高値で売れていることが分かります。基本的に赤のチェック柄は、他のブランドでは人気が低く高値では売りにくいですが、トミーヒルフィガーならではの現象といえます。
こちらはNBAの人気チームシカゴブルズのアイテム。シカゴブルズはレッドがチームカラーなので、レッドを基調としたカラーが一番人気です。
シカゴブルズの場合、逆にレッドとはかけ離れているブルーのカラーのアイテムは人気が低いです。このように、ブランドロゴやチームカラーを意識すると、人気の有無を判断することができます。
仕入れ値が高い
仕入れ値が高いのはリスクがあるので、ここはシビアに考えなくてはいけません。最初はアカウントの力も弱いので、他のアカウントでは高く売れているアイテムでも、自分のアカウントではそれほど高く売れないことが多々あります。
初心者の頃は仕入れ値の上限を基本1000円までにして、それに沿って仕入れするようにするとリスクを減らせます。売れるアイテムが分かってきて、アカウントも育ってくれば仕入れ値の上限をドンドン上げていって大丈夫です。古着の卸に行くと、3000円くらいのアイテムもたくさん揃っていますが、このくらいの高い仕入れ値で購入する場合は、リサーチを入念に行います。
3000円の仕入れ値だったら、売値を少なくても6000円。期待値として1万円以上で売れるアイテムだけを購入しましょう。仕入れ値に対して利益率が50%を切らないように意識するのが大切です。50%を切るくらいの実売だと分かったら、仕入れないのもありです。
また、仕入れ値を最初1000円に設定するのはリスク回避のためもありますが、たくさんのアイテムを仕入れるという意味もあります。1万円あれば1着1000円として、10枚の古着を購入することができます。
アカウントには最低でも数十着の古着は必要なので、まずは少ない資金でもたくさんアイテムを揃えて、在庫を確保することが必要になります。仕入れ値は抑えて黒字をしっかり確保し、できるだけ在庫を積むことを意識しましょう。
仕入れしてはいけないアイテムを見極める力は重要
以上、11点の仕入れしてはいけないブランド、アイテム、注意点を解説しました。こうして書いてみると注意する点がけっこうありますね。初心者の方は慣れるまでは大変かもしれません。
慣れてくると、これにひとつでも当てはまるアイテムは一瞬でスルーできるようになります。仕入れできるアイテムを見つけるのは大切ですが、仕入れしてはいけないアイテムを瞬時に見分ける力もとても重要です。
仕入れするときはたくさんの古着のなかから仕入れ対象の古着をピックするので、スルーできる力が身に付けばつくほど仕入れ時間の短縮につながります。
ぜひ仕入れるときにひとつひとつを確認しながら、当てはまったら仕入れしないように、チェックリストとして活用してください。
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